電話応対技能検定（もしもし検定）について

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電話応対技能検定（もしもし検定）とは？

2009年にスタートした電話応対技能検定（もしもし検定）は、公益財団法人日本電信電話ユーザ協会が運営する検定です。
目的は｢お客様に喜ばれるビジネス電話応対｣の実現で、電話対応のエキスパートとなる社内の指導者育成となります。
電話対応はビジネスマナーにおいて非常に重要であると考えられ、基本的な電話対応への教育はもちろん、臨機応変さを求められる電話対応へのコミュニケーション能力も養う、そんな、検定となります。
階級は4級から指導者級のS級まで5段階あり、入門級の4級と初級の3級には応募要件はありません。
ただし、3級から15時間以上の講習受講が義務付けられています。
中級の2級の場合、3級合格の資格が必要ですが、協会が認定した人に限り2級からの受検資格を得ることが可能です。
2級に合格することができれば、今度は上級の1級受検資格を得ることができ、最後、5年以上の指導経験及び1級合格者の条件を満たせば、70時間以上の講習を受ける必要はあるもののS級となる指導者級の受検資格を得ることが可能となります。
各級の到達目標は以下のようになります。
3級：ビジネス電話応対を行うためのコミュニケーションの基礎能力を有することを目指している人。
2級：ビジネス電話応対を行うためのコミュニケーションの応用能力を有することを目指し
ている人。
1級：ビジネス電話応対を行うための社内の指導者として
高度な実践及び指導を行う能力を有することを目指している人。

4つの特徴を持つ電話応対技能検定（もしもし検定）

電話応対技能検定（もしもし検定）には4つの特徴があります。
1つ目は段階を踏みステップアップすることができる点です。
しかも、講座を受講しスキルアップするため必要な知識を得たうえでスキルアップすることが可能です。
検定合格状況はホームページで確認が可能です。
2つ目は電話対応だけではなく講座の内容にはビジネスマナーも含まれている点です。
カリキュラムの1/3程度が電話対応関係。
そして、残りはビジネスマナーとなるためビジネスマナー全般の知識を得ることが可能となります。
3つ目は個人のスキルアップだけではなく、社内の指導者育成を行うことができる点です。
そのため、個人レベルではなく社内全体でのレベルアップを行うことが可能です。
4つ目は自社内での検定が可能な点です。
これにより研修費やコストの削減を行うことができ、業務に支障が出ないようなスケジュール調整が可能に。
また、自社のマニュアルに応じた対応も可能となります。
電話応対技能検定（もしもし検定）では、このように4つの特徴があり、個人だけが受けスキルアップを行う検定ではないということがわかります。

まとめ

電話対応だけではなくビジネスマナー全般を学ぶことができる電話応対技能検定（もしもし検定）。
国家資格ではなく民間資格となります。
4級以外は試験だけを受けることはできず、そのため、3級以上は検定料以外に講習料が必要となるため注意してください。
また、検定料は4級(入門級)1,000円/3級(初級)5,000円/2級(中級)6,000円/1級(上級)7,000円/指導者級(S級)10,000円と決まっていますが、講習料においては各実施機関での問い合わせが必要です。
そのほか、指導者級資格は5年毎に更新が必要となるため注意してください。
民間資格となる電話応対技能検定（もしもし検定）ですが、資格そのものに加え実際に講習を受けなければ受検資格がないという点が高い評価を得ていると考えられます。
決められた時間、講習を受けることでその階級に応じた知識を身に着け社内での実践が可能となります。
そのため、実際に大手企業と言われる会社でも積極的に取り入れられている電話応対技能検定（もしもし検定）です。

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