ビジネスで求められるお茶の出し方

• 電話対応にお困りの方をお手伝い。大切な連絡を逃さない「CUBEの電話代行サービス」≫≫≫

人気ランキングはこちら≫≫≫

ビジネスにおいて、お茶の出し方は重要？

大切な商談相手やお客様を応接室や会議室に通した後、必要になるのがお茶出しです。
そこでも問われることになるビジネスマナー。
「お茶なんて、入れて出せばOKでは？」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
ビジネスマナーを守り心を込めて入れたお茶はきっと、お客様に伝わります。
では、どのような点に注意しお茶出しを行えば良いのでしょうか。

お茶の入れ方

お茶は種類によって適切な温度が違うことをご存知でしょうか。
煎茶で70度から80度。
玉露で50度から60度が適していると言われています。
この温度でお茶を入れることで、最もおいしくお茶を頂くことができるのです。
一般的に会社などで使用されているお茶は煎茶です。
そのため、適温は70度から80度となります。
もちろん、温度を測ってお茶を入れる必要などありません。
80度の目安としては、ポットのお湯を一度、茶碗に入れ茶碗を温めてから急須に入れることで80度程度になります。
このひと手間を加えるだけで美味しいお茶を入れることができるのです。
また、お茶をお茶碗に入れる量は7分目ほどとし、同じ濃さのお茶を出すことができるように人数分の茶碗に少しずつ注ぎ入れるようにすることも大切です。

お茶の出し方

では、次にお茶の出し方です。
お盆に茶托と茶碗を別々にセットします。
間違っても、お盆の上で茶托に茶碗を乗せてはいけません。
お盆は両手で持ち高さは胸の高さで持ちます。
真正面で持つ必要はなく、少し左右どちらかにずらした状態で運びます。
そして、お客様のいる応接室や会議室に入ったら、お客様からお茶を出します。
その際、お客様が数人いらっしゃる場合は、役職の高い人から順にお茶を出します。
とは言われても、お客様の場合、どの人の役職が上なのかわかりにくいことも多いと思います。
その場合は、上座に座っている人からお茶を出せば問題ありません。
また、不安な場合は事前に確認しておくと安心です。
そして、お客様全員にお茶出しが終わったら、次に自社の社員にお茶を出していきます。
その際も必ず役職の高い人からお茶を出します。
自社の社長がお客様を招いている場合、社長よりもお客様に先にお茶を出すことに抵抗を感じることがあるかもしれませんが、どのような立場の人でもビジネスにおいて、お客様が最も上となります。
そのため、必ずお客様から出すように注意してください。
時にはお茶ではなく、コーヒーを出すこともあると思います。
その場合も基本は同じです。
ただし、コーヒーのセットの仕方には注意が必要です。
コーヒーの場合、ヨーロッパ式とアメリカ式があり迷うところです。
ヨーロッパ式はカップの取っ手が相手から見て左側に。
アメリカ式はカップの取っ手が相手から見て右側になるようにセットします。
どちらが正しいということはありませんが、複数人にコーヒーをお出しする際は必ずヨーロッパ式かアメリカ式か統一してください。
ただし、スプーンの柄はヨーロッパ式でもアメリカ式でも同じでスプーンの柄が右側にくるようにセットしてください。
また、社内で決まっている場合は必ず確認しておくことも大切です。

お茶出しで難しい場面

毎回、必ず同じではないお茶出し。
例えば、応接室や会議室にサイドテーブルがない場合、お茶出しに少し工夫が必要です。
サイドテーブルがないと、その場でお盆を置くことができなくなってしまいます。
そのため、事前に茶托と茶碗はセットした状態でお盆に乗せ、そのまま、お茶出しを行います。
その際、お茶出しの基本である“両手でお茶を出す”ことができません。
そんな時は、「片手で失礼します。」と一言、声をかけてからお茶を出すようにします。
そのほか、応接室や会議室の配置によっては、お客様の正面からお茶を出さなければいけないこともあります。
そのような場合も「前から失礼します。」と声をかけお茶出しを行えば問題ありません。

• 電話対応にお困りの方をお手伝い。大切な連絡を逃さない「CUBEの電話代行サービス」≫≫≫